こんにちは。
早くFIREしたい会社員です。
社会保険料とはなんぞや?て思っている会社員は多いと思います。実際私も今年の頭までは、ただただ給料から引かれている謎のお金としか思っていませんでした。
FIREするためには、まずは己を知る前に敵を知ることが重要です!笑
ということで、まずはどのような流れで社会保険料や税金の金額が決まるのか、まとめてみましょう。
※社会保険料とは、「健康保険料」「厚生年金」「介護保険」「雇用保険」「労災保険」のことをこのブログでは指します。健康保険料と厚生年金と雇用保険を知らない人は、まずは給料明細を見てください、思いっきり引かれている金額が、こいつらの正体です。
※このブログとは別にまとめてありますが、税金とは「所得税」「住民税」のことをこのブログでは指します。
社会保険とは、我々が病院に行ったり、将来年金をもらったり、将来デイサービス(老後みんなで集まってワイワイするところ)に行ったり、病気や怪我をして働けなくなったときにお金が支払われたり、仕事中に起きた怪我などの治療費を代わりに支払ってくれたり、そんなときのために使われる保険です。
果たしてこの社会保険を使うための料金(社会保険料)は、どこから集めるのか。
そうです、我々みんなで協力しあって集めています。そして、いざ助けが必要だという時に、必要な人に必要な分だけ使われています。
そのみんなで集める社会保険料(正確には健康保険料と厚生年金と介護保険料の3つです)の金額を決めるのが、4月、5月、6月の3ヶ月分のお給料の額なんです。
※3月に働いた分が4月に支給、4月に働いた分が5月に支給、5月に働いた分が6月に支給されるので勘違いしないように!
よく3月〜5月は残業するなと言われていますが、3月〜5月に残業してしまうと、この社会保険料が無駄に増えてしまうからです。
月額30万円、ボーナス年間80万円のサラリーマン(年収440万円)のケースを見てみましょう。
社会保険料のうち、健康保険料は標準報酬が月額30万円なので、14,715円になります。みなさんはこの表を見たことありますかね?
※介護保険料は考慮していません(考慮するのであれば、14,715円の2つとなりの17,175円になります)。また、お住まいの地域や健康保険の保険者によって多少前後します。本件は東京に住んでいる会社員で協会けんぽに支払っているという例で保険料を計算しています。だいたいどこでもこのぐらいの保険料ですが、気になる方はご自身の保険証を見てからインターネットで調べてみてください。
ちなみにですが、この金額は、本来支払うべき金額の半分しか払っておりません。残りの半分はなんと勤務先の会社が負担してくれています、会社には感謝しなくちゃですね!
次に、社会保険料のうち、厚生年金は標準報酬が月額30万円なので、27,450円になります。この表も見たことがない人は、日本年金機構のサイトを見てください。
※日本年金機構のサイトより
ちなみに厚生年金も、会社が半分出してくれています、涙ちょちょ切れちゃいます。
社会保険料のうち、雇用保険は毎月の給料に6/1000(0.6%)をかけた額になりますので、300,000 × 0.6% = 1800円になります。会社もちょっとだけ負担してくれています。
最後に社会保険料のうち、労災保険の会社員負担はなんと0円!これも会社が全部負担してくれていますので、会社には絶対服従、一生ついて行かなきゃいけませんね!笑
これらをまとめると、毎月30万円もらっている会社員は、健康保険料+厚生年金+雇用保険=43,965円も支払っていることになります。
※介護保険料は考慮しておりませんが、考慮すると46,425円になります。
社会保険料だけでこれですからね。後は税金である所得税と住民税も引かれますので、何のために働いているかわからなくなっちゃいますよね。
少しでも社会保険料を減らしたいのであれば、3月〜5月の残業をやめて、6月〜翌年2月まで思いっきり残業するのが良いでしょう。
ここからは妄想の話ですが、先程とほぼ同じ年収437万円のサラリーマンで、3月〜5月の給料が20万円、6月〜翌年2月までの給料が月額33万円、ボーナスが年額80万円の人がいたとします。
その人の場合は、健康保険料が9810円、厚生年金が18,300円、雇用保険が1,200円〜1,980円なので、毎月の支払い額が29,300円〜30,090円なので、毎月14,000円以上支払う金額が変わってきます。おかしな話ですね。
※正確には社会保険料は所得税や住民税の控除になりますので、上記のケースでは月額30万円で年間ボーナス80万円の会社員よりも所得税や住民税がかなり増えることになります。もしかしたらトータルでは大差ないかもしれません。
毎年3月〜5月の間はロングバケーションとして仕事を休み、それ以外の期間を働くことができれば、もしかしたら社会保険料を支払わずにいられるかもしれませんね(雇用保険料は支払う上に多額の所得税と住民税を支払うことになりますが)
以上ですが、わかりやすかったでしょうか?
わかりづらい箇所があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
税金である所得税や住民税に関しては、次の記事で説明させていただきます。
ちなみにですが、この話ってすごく大事なことなので、面倒くさがらずに1からご自身で調べてみてくださいね!
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